※このページはプロモーションが含まれています。
弁護士、検察官、裁判官になるために必ず通るべき司法試験合格を果たすため、法科大学院それとも予備試験どちらを選択するべきか?迷われている方もいるのではないでしょうか。ここではそれぞれのメリット、デメリットを検証!合格率などまとめていますので、比較として参考にしてみてはいかがでしょうか。
法科大学院は、弁護士、検察官、裁判官など法曹の養成に特化した教育を行うスクールで、高度専門職業人を養成する「専門職大学院」として位置づけされています。未修者を対象とした3年コースと、法学既修者を対象とした2年コースを用意、未修者コースは法律科目試験はなく法律知識がなくても受験することができます。
そして私立、国立など全国各地に存在しており、自身の学力に応じて入学することができるため門戸が広く、予備試験が難しいと感じている方は大学院で司法試験合格に向けて勉強することができます。特に偏差値の高い難関校は、司法試験合格者も多数輩出、合格率が高いのが特徴です。逆にそうでない一般的レベルのロースクールの合格率は低く、平均20%となっています。
そこで法科大学院ルートのメリットは、ほぼ確実に司法試験の受験資格を得ることができます。その反面、費用、時間の浪費がデメリットとしてあげることができます。また文部科学省が公的支援見直し強化策などの改革を進めており、2011年度より学生募集停止や廃止が相次ぎピーク時74校から、2018年学生募集したのは39校となっています。
受験資格がないため、予備試験合格すれば、早ければ高校生で司法試験にチャレンジすることができ、実際に今年の最年少合格は19歳となっています。しかし予備試験自体、合格率が低く、独学では難しいため大半の方は専門予備校、通信講座等を利用しているのが現状です。それでも合格する人はわずかで、一発試験突破できる人は希少、幾度か受験してようやく合格を勝ち取る人が多く、断念している方もいます。
そこで予備試験のメリットは、費用も時間も効率的、司法試験の制度と類似している、司法試験合格率が高いことがあげられ、デメリットは難しい!それにつきます。
受験者数5,238人に対する合格率は29.11%!最終合格者数は1,525人で、前年の1,543人と比較して18人減少の結果となっています。そして合格者の最高年齢は68歳、最低年齢は19歳。また予備試験ルートによる司法試験合格率は圧倒的に高く、法科大学院ルートと比較しても優位にたっています。
予備試験合格は狭き門としていますが、試験突破してしまえばロースクールよりも合格率が高く、学生でも社会人になってからも法曹会を目指すことができ、属性的門戸が広くあります。逆に法科大学院は、難関校でなければ一般的な学力で入学することができ、修了することで司法試験受験資格を得ることができます。しかし、その合格率は平均にすると決して高くないのが実情です。
そこで、司法試験にどちらが有利かと言えば断然、予備試験ルートとなりますが、難易度が高い分、勉強時間確保、効率的な学習の仕方が合否に左右することは言うまでもありません。しかし、頑張ったその分、司法試験合格へ一歩近づけるという点からしても、まずは予備試験合格を目指すべきとしています。
また、近年では予備試験、法科大学院入試を併行して受験対策している資格学校、通信講座もありますので、自信がないという方は、並行学習に対応している専門予備校で試験対策するのも良いかと思われます。